【Highway Star】
イアン・ペイス大先生と言えばやっぱりディープ・パープルということで、そうなるとやっぱりこの曲から始めなきゃなりません。一昔前はロックのセッションというとこの曲か『Smoke On The Water』と相場は決まっていたわけですが、うんざりする前にしっかりオリジナルを聴いてみなけりゃ始まりません(笑)。
このビデオは1972年の収録ということですが、この時代にしてこの音、この分離の良さはなんでしょうか。特にペイス大先生のドラムの音の、クリスピーな粒立ちの良さったらありません。ビートのスイング感といい、はじけた音色といい、まさにペイス先生はロックドラムのクリスピーキングです(笑)
【The Mule】
有名な1974年の “California Jam” から、『The Mule』のドラムソロです。イアン・ペイスのドラムソロと言えば、ルーディメンツの練習パターンをそのままソロにしちゃったような実直さが素敵なんですが、それにしてもこれだけ上手ならしっかり芸になってるってもんです。いやいや、それ以外にもロックドラムの基礎的イディオムがたっぷり詰まったドラムソロで、まさにクラシック・ドラムソロと言えるのではないでしょうか。
【Solo 2007】
もちろんペイス先生はいまでも健在です。こちらは2007年のドラムソロ。おそらく『Space Trackin’』の途中のソロと思われますが、昔より円熟味を増して、何だか晩年のバディ・リッチのような風格を漂わせるペイス先生じゃないですか。ラストには十八番の「ワンハンドロール」まで余裕で披露してます。まだまだ現役、一度は生で見たいレジェンドです。