
インストラクター:石川直
DVD 約105分 yamaha music media corporation ¥3,800
「Fundamentals」基礎
「Section 1」フィンガーコントロール&リバウンド
「Section 2」タイミング&リズムからマルチストローク&スティックコントロール
「Section 3」ダウンストローク/アクセント&タップ
「Section 4」ディドゥル、ドラッグス、ロール&パラディドゥル
「Section 5」シングル
「Section 6」フラム
「Seciton 7」応用/上級編
「Extras」映像特典

最初のメニュー画面
”Blast!” への参加で一躍有名になった、ドラム・コー奏者石川直氏の教則ビデオです。私もそのステージを見て、一発でファンになっちゃったひとりなもんですから、思わず購入してしまいました。
内容はもう、ガチガチに生真面目な『ルーディメンツ教則ビデオ』です。タイトルの通りですね。しかもこれは、同名の教則本の存在がまずあって、それを映像面で補足したという内容になっていますので、細かい手順の解説とかはないんですね。
それを知らないで買ってしまったので、正直「あちゃ」ってとこなんですが(笑)、それでもスティックの握り方からきっちり解説してくれてますので、初心者の人はもちろん参考になるし、上級者にとっても細かな発見があるDVDなんじゃないでしょうか。
全部で100分以上、たっぷりみっちりとしたレッスンになってます。

きっちりカメラ目線の石川氏
もちろん、ドラム・コーのための教則ビデオですから、ドラムセットを叩くドラマーにとっては、そのまま実践できる内容ばかりとは限りません。スティックもぶっといですしね。
そのためか、ドラムセットの教則ビデオとは、ちょっと使われる言葉の言い回しなどが違うところがあって、それもまた面白いと思います。最近は ”脱力” ブームですから、なるべく筋肉を使わない動き、というのがトレンドだと思うんですが、石川氏はきっちり「使う筋肉の変化を意識する」というようなことを言っています。レギュラーグリップの右手なんかも、人差指と親指に隙間を作らないようにしっかり握る、と説明していて、これなどはスティックの太いスネアドラミングならではの考え方なのかな、と思いますし、そういう表現の違いからいろんなことを考えてみるのも、きっと有益なことなのかもしれません。

4分割画面で解説
個人的には、『レギュラーグリップの左手のフィンガリング』がとても参考になりました。特に、人差指の使い方ですね。どうしても親指で挟み込むところばかり強調されがちなんですが、人差指が使えるようなると、ぐっとグリップが安定するんですね。スティーブ・ガッドも、レギュラーの左手は、親指と人差指でリングを作ってそれを崩すなと説明していますが、人差指が使えるようになると必然的にその形になるんです。それがわかっただけでも、私にとっては値段分の価値はあったかな。

自然の中で叩きまくる石川氏
ルーディメンツのレッスンはもちろん、シングルやダブルストロークの基礎的なトピックや、ダウンストロークの考え方なんかも参考になりました。そしてなにより、石川氏のフォームがかっこいいんだよなあ。それをしっかり目に焼き付けてイメージトレーニングするだけでも、一見の価値があるDVDだと思います。
いつもイメージトレーニングばかりなのが問題なんですけどね(笑)